この度の石川県能登地方を震源とする地震により被害にあわれた皆様に謹んでお見舞い申し上げます。
被災地の皆様が安全を取り戻し、一日も早い復興を心からお祈りいたします。
地震はいつ起こるか分からない災害の一つです。
突然起きると慌ててしまう可能性がありますが、慌てて行動するのは自らの命を危険にさらす可能性を高めてしまいます。
できる限り安全に自分の身を守るためにはどうしたらいいのでしょうか。
それは、事前に地震が来たときに取るべき行動を把握し、対策方法を理解しておくことです。
今回は地震が家の中で起こった場合のとるべき行動、そして対策方法を紹介します。
家にいるときはとにかく自分の身を守ることを優先する必要があります。
そのときに行うべき行動は下記の3つです。
テーブルの下に移動
地震の際、最も危険なのは頭上から物が落ちて当たることです。
棚や電気、酷いときは天井が落ちてくる危険性もあります。
そのためすぐに身を守れるテーブルの下に身を隠すように心がけましょう。
脱出口を確保する
脱出口の確保は大切です。
地震によって家屋に歪みが発生した場合など玄関が開かないことや、そこへ行き着くまでの動線が塞がれるなど外に出られなくなることもあります。
地震後脱出できるようにするためにも戸を開けてすぐに出入り口の確保を行うようにしましょう。
火の始末をする
地震発生時、すぐにできるとよいのですが火の始末はとても大切です。
火の始末をしていないことによる二次被害として火災が起こります。
阪神大震災の時もそうですが、地震の倒壊よりも二次災害の火災による被害、焼失が酷かったという報告も挙がっています。
逃げる前に必ず火を止め、ガスの元栓まで締めて逃げるようにしましょう。
まずは自分の身を守り、次に火事などの二次災害を防ぎ逃げるようにしましょう。
家が海の近くにある場合 津波に警戒する必要があります。
東日本大震災の時もそうでしたが、津波による二次災害での犠牲者は計り知れないものとなりました。
たとえ大きな地震でなくてもすぐに避難する必要があります。
高台または3階以上の建物に避難
津波の大きさはその地震の規模によって変わります。
それをすぐさま把握するのは難しいため、大きな被害を想定しすぐに避難をする必要があります。
高台や3階以上の建物の屋上などに避難するようにしましょう。
高ければ高いほど津波に飲み込まれる危険性は減りますが、建物によっては波に押し流される場合もあるためできることなら高台や構造がしっかりした建物に逃げてください。
避難標識を探し、あれば避難
津波が過ぎ去ったあと、あるいは津波が来なかったとしても更なる避難を行う必要があります。
その際、闇雲に避難するのではなく避難標識を探すようにしましょう。
むやみに逃げれば危険にさらされることもあります。
必ず避難標識を探して、それに従い避難するようにしましょう。
また、津波は何度も繰り返し押し寄せることがあるため、一度落ち着いたからと行って海の側に戻ることは絶対にしてはいけません。
家が山・丘陵地にある場合
山や丘陵地帯では、落石や土砂崩れなどの危険性があります。
身を守る場所もないため、地震が起きたらすぐに身を守るように行動しなければいけません。
落石から身を守る
揺れによって身を危険にさらすものの1つに落石があります。
落石はどこから来るかなかなか予測はできません。
当然ですが自分よりも上にある斜面から落ちてくることが多いですが、すぐに落石が起こりそうな方向を確認し、そこから離れるようにしましょう。
崖や急傾斜地には近づかない
地震では土砂崩れの危険性もあります。
落石同様に危険であり、巻き込まれれば助からないことが多いため非常に危険なので崖や急傾斜地には近づかないようにしましょう。
また、このような場所ではその上にいても危険です。
足場が崩れて悪化してしまうこともありえるため、いずれにしても近づかないように気をつけましょう。
揺れが収まったらまずとるべき行動
地震の揺れが収まったあと、ただ避難するだけではありません。
身の安全の確保や情報収集、判断などが要求されます。
また、地震が起こった時の行動でもいくつか触れていますが、そのまま避難すれば二次災害になることもあります。
揺れが収まったあとの行動をしっかりと把握して避難することが大切です。
・身の安全の確保
まずは何よりも身の安全を確保することが大切です。
慌てて行動すると転倒した家具類や飛び散ったガラスの破片などで怪我をする恐れがあります。
靴やスリッパなど何かしらを履いて逃げるように準備しましょう。
また、出口が封鎖される危険性もあるため、小さな揺れのときや揺れが収まったら窓や戸を開けてすぐに出口を確保します。
・情報収集を行い避難の判断
地震など災害が起こった時はデマなどが飛び交う可能性があります。
そのため噂などを鵜呑みにせず、まずはテレビやラジオ、行政機関の情報に注意し正しい情報の把握に努めてください。
行政機関からの避難指示、勧告が出たらそれに従います。
もし出ていなくても身に危険が迫っていると判断すれば、躊躇わず避難しましょう。
その際に電話などを使うと回線がパンクし、緊急連絡などもできなくなってしまいます。
そのため地震直後の電話や携帯電話の使用は控えるようにしましょう。
避難
実際に避難をする際、そのまま出て行く前にいくつかのことに注意して避難しないと二次災害を引き起こす可能性もあります。
家を出るときと避難方法についてみていきましょう。
・家を出るとき
家を出るときには周囲の確認も重要です。
ガラスや看板が落ちてくる可能性もあるため注意を払いましょう。
また、電気のブレーカーを切り、ガスの元栓を閉めることも大切です。
電気は復旧した際、家電から火を噴く可能性があります。
ガスも火事の原因となることがあるためどちらも逃げる前に必ず確認したいポイントです。
・避難方法
避難方法をするときは原則として徒歩での避難を行ってください。
車の場合、渋滞などを起こす原因となり消防車や救急車の妨げとなります。
また、歩くとなると歩きやすい服装や背負える範囲の荷物にして活動しやすい状態にすることも大切です。
避難場所は基本的に最寄の小・中学校、公民館などが指定されています。
そこを目指して慌てずに移動しましょう。
また、危険性がある場合は広域避難場所に避難する必要もあるためそのような場所もチェックしておくようにしてください。
まとめ
地震は突然やってきます。
そのため緊急時に備えるためには事前に対応を知っておくことは何よりも大切な事です。
それは避難方法や場所、経路だけではありません。
地震が起こった瞬間にすぐに行動に移すための知識、避難時に行わなければいけないことの把握などそれぞれの備えがとても大切なのです。
把握できていなかった、知らなかったという人も含め、もう1度緊急時の対応をしっかりと確認し、備えておくことをおすすめします。
この記事の執筆者
このブログの担当者 里深 隆司
都島区・城東区の売却担当エージェント
業界歴 8年
保有資格:宅地建物取引士、住宅ローンアドバイザー、損害保険募集人
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