【離婚で不動産売却をするタイミングによる特徴についてご紹介!】
売却時のタイミングを、離婚をする前と後のどちらにすべきか判断するためのポイントを説明します。
まず、離婚前に家を売るのに適した方の特徴を3つ紹介します。
1つ目は、不動産売却の手続きが完了するまで離婚を待てる方です。
売却完了期間は3~6カ月の間で済まされることが一般的です。
時間の猶予を設けられる方は、売却し終わってから離婚すると良いでしょう。
2つ目は、離婚後に連絡でのやり取りをしたくない方です。
売却の手続きを進めるには両者が了承している必要があるため、離婚前のタイミングで話し合いをする方が合意を得やすいと考えられます。
また、頻繁に連絡を取る必要もあるため、精神的な負担や面倒に感じる方は離婚前に済ますようにしましょう。
3つ目は、離婚後の問題を起こしたくない方です。
離婚前に売却することで、話し合いを通して夫婦の合意を得やすくなる傾向があるためトラブルの発展を防げます。
感情も不安定な離婚後に連絡を取り合うことは難しい場合が多く、トラブルや精神的ストレスにつながることがあるため注意しましょう。
次に離婚後に売却するのがおすすめの方の特徴を3つ紹介します。
1つ目は、早く離婚したい方です。
ただし、トラブルが発展することもあるため、できる限り早く売却処理をすることが大切です。
2つ目は、家をできるだけ高く売りたい方です。
離婚後であれば、売却をすることに集中して手続きを進められます。
3つ目は、家を早くに売る理由がなく連絡を取りあうことに抵抗がない方です。
現金化やローンの支払いがないなど早期の特別な売却目的がなく、離婚後の連絡も苦なく行える場合は問題ないでしょう。
【離婚が理由で不動産を売却するときの注意点をご紹介!】
売却時に押さえておくべき注意点を2つに分けて紹介します。
まずは、財産分与は離婚後に行うことです。
理由としては離婚前に分けると、税金が発生してしまうからです。
余計なお金を支払わないためにも、財産を公平に分けるために離婚後に行うようにしましょう。
次に、住宅ローンに関する注意点です。
住宅ローンの返済が残っている場合は、売却金から返済が完了するかどうか事前に調べておくようにしましょう。
また、売却金からローンを返済することをアンダーローンと呼びます。
一方で、ローンの返済額が売却金を上回る場合をオーバーローンというので覚えておくと良いでしょう。
【まとめ】
今回は離婚が原因で不動産売却を検討されている方へ向けて、売却時の適切なタイミングによる特徴と注意点についてご紹介しました。
売却をする際は、両者の合意が必要となるためご自身の状況にあったタイミングで手続きを進めることが大切です。
今回の内容を参考にしてスムーズに手続きを行えるよう準備しておきましょう。