お子さんがいるファミリーがマンションを選ぶ時の立地条件は、「交通の利便性」「生活しやすい住環境」に加えて、「子育て環境」という項目が重要になってくるでしょう。
自然環境優先派、教育環境重視派など、親御さんの子育て方針により優先条件が異なる部分も出てきますが、ここでは一般的な子育て世帯が共通しておさえておきたいポイントをみていきたいと思います。
まずは、家族全員が便利に暮らせること
子育て環境に恵まれていることは大事ですが、まずは家族が普通に便利に暮らせる立地条件は外せません。
「生活しやすい住環境」でみていくと、マンションの周辺や最寄り駅の近くにスーパーやドラッグストア、コンビニ、銀行、郵便局、さらにクリニックなど、生活に必要な施設が揃っていると便利です。
ただ、生活利便施設がある場所が線路の反対側だったりすると、実際に利用するのが億劫に感じる場合もあります。
特に買物施設は、外出帰りに寄れると便利なので、駅と自宅の間に位置しているのがいいですね。
交通の利便性
「交通の利便性」は押さえておきたい大事なポイントです。
マンションから最寄り駅への距離はどうでしょうか。
駅からバス便のマンションよりも、都心から多少離れていても駅から徒歩圏内にあるマンションのほうが、どちらかと言うと通勤や通学が便利なようです。
最寄り駅そのものの使い勝手も、確認しておきたいポイントです。
快速や急行電車などが停車するか、普通電車しか停車しないか。
乗り換えなしで目的地に着けるか、乗り換えが必要な場合も少ない回数ですむか、電車の混雑具合はどうかなど。
将来、子どもが私学に電車通学することも、想定に入れておくといいでしょう。
子育て世帯に欲しい施設は~公園・教育施設~
公園は、子どもの年齢を問わず自宅の近くにあると嬉しいですね。
小さい時はパパやママが同伴で、小学生くらいになると友達同士で遊びに行きます。
公園までの距離、規模の大小、複数あるかなどの確認も。
規模の大きな緑地公園や河川敷公園が近くにあると、休日などに、家族揃ってピクニック気分でお出かけできそうです。
幼稚園・保育所、小・中学校時などの教育施設は近くにあればいいですが、全てが近くに揃うというのは、かなり難しい条件です。
自宅から距離がある場合は、通学路の様子を確かめるとよいでしょう。
途中に交通量の多い道路がある、帰宅時間帯に人通りの少ない道を利用するなど、通学路に不安や心配要素はないでしょうか。
実際に確かめてみて、もし「ここは……」と感じるなら、少し遠回りをしてでも安心できる安全性の高い道がないか調べておきましょう。
子育て世帯に欲しい施設は~図書館や子育てセンター~
教育施設に加えて、近くにあると嬉しいのが、公共の子育てセンターや図書館です。
子育てセンターは、子育てサークル活動を通じて、主に就園前の幼児とママ達の子育てをサポートする活動が行われています(自治体により内容は異なります)。
図書館は、小さい時から本に触れ合う機会となる施設です。
本の貸出システムを利用して本を借りればたくさんの絵本に出会えますし、書籍の購入費用を抑えることができます。書籍が増えて本棚に収まらないということもありません。ネットで何でも情報収集ができる時代ですが、読む・書くという活字文化は普遍のもの。図書館は「読む」力を自然に育んでくれるでしょう。
また、中高生になると、テスト前の学習に図書館の自習席を利用する姿も見かけます(図書館により利用方法は異なります)。図書館は、小さい子どもだけではなく、大きくなっても、大人になっても利用しやすい、公共の施設と言えるでしょう。
治安について
マンション周辺はもちろんのこと、最寄り駅周辺の治安もおさえるべきポイントです。
例えば、駅前に雑多な商業施設がたくさんある、駅から自宅までの道のりで夜間に女性が一人で歩くのに不安があるなど、気になる雰囲気は察知できるのではないでしょうか?
駅前に交番がある、自宅までの途中に消防署があるなど、24時間人が常駐している施設があるだけで、安心感が違います。
現地を確認する場合は昼間の時間帯だけでなく、平日・休日に夜間も現地を訪れて確認しておきたいもの。
子どもだけでなく大人も安心できることは重要です。
安全に暮らせる住環境は、家族全員の安心ライフにつながるでしょう。
最後に
子育てファミリーが、家族の安心・安全・快適を条件にマンションを探す場合、「ここは絶対に譲れない条件」をお子さんを含めた家族全員で決めて、家族が納得できる立地条件のマンションを選びましょう。
子どもさんが幼少の場合は、成長した時の生活スタイルを想定して考えてあげましょう。
ただし、すべての希望条件を満たす物件は、ほぼ無いと言いきって良いでしょう。
そのため、希望条件の中で何が優先されるのかをご家族内で話し合っていただくことが大事です。
そして、いい条件の立地に出会えれば、家族みんなが健やかに、快適に暮らせるでしょう。
この記事の執筆者
このブログの担当者 里深 隆司
都島区・城東区の売却担当エージェント
業界歴 8年
保有資格:宅地建物取引士、住宅ローンアドバイザー、損害保険募集人
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